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19 May

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08 March

iPhoneとXBOX360は同族かもしれない。

アップルのiPhoneとマイクロソフトのXBOX360を同じだなんて扱いをすると、
それぞれの信者に罵声を投げられるかもしれないけれど、

なんだか今の状況を感じると同じように思えるのでちょっとまとめてみた。

まず最初に、日本から見た視点でという事を明記しておきます。

要するに、海外での人気っぷりが日本では不思議と反応が鈍いというこの状況。

まず共通点

・海外での人気は日本と比べ物にならない。

・日本にもコアなファンは存在する。

・どちらも海外のメーカー

・オンラインでのコミュニケーションツールとの関わりが深い


・公式ハード内から個人製作作品の公開・ダウンロード(有償販売可能)

大きくこの5つ。
コミュニケーションツールとしては、iPhoneにはTwitterが。
XBOX360にはボイスチャットやフレンド等、気軽に見ず知らずの人とのコミュニケーションに特化してる。

ゲーム的視点だけでみれば、いわゆる洋ゲーというジャンルは日本ではあまり受けがよろしくない。
それはキャラクターグラフィックの感性の問題や、人気ゲームジャンルの違い=文化の違いとして
浸透しすぎてしまって、変に敷居が高いせいもあると思う。

これはモンスターハンターシリーズが海外では普及していないという事からも、
国によってウケる。ウケない。がハッキリとあるんだろうと思う。それは仕方が無い。

現在出揃っている次世代機(と呼ぶより今はもう現行機か)の中では一番早く出始め、
ソフトメーカーも後に控える国内メーカー ソニーのPS3・任天堂のWii(発表当時名レボリューション)がある為新作タイトルの発表を抑えていたかもしれない。
その前の機種 旧XBOXの人気からも警戒していたんだろう。

結果は、そのまま支配が続くかと思われていたPS3のこけっぷり(最近盛り返してきてる)、
新しい操作感やゲームユーザーをライトに敷居を下げたDS&Wiiタッグの大勝利と
XBOX360はある種マイペースに独自層のユーザーを確保し半ば停滞中。

これが2010年現在の状況だと俺は思っています。

さて、圧勝したユーザー層の敷居を下げ幅広い年齢層に受け入れられ、
ゲーム以外のジャンルの発表で文字通り「ファミリーコンピューター」となった任天堂の伝家の宝刀には
ボイスチャット機能は搭載されていない。

日本人に対してはこの戦略で良いと考えられたのだろう。
ハードスペック的にボイスチャットを搭載することは不可能ではなかったはずだから。
ましてや、初代ファミリーコンピューターに至っては、つけれる機能はつけておけ!なノリで、あまり活用されないながらも付いていた2コンマイクはあまりにも有名。
そんな任天堂が省いたボイスチャット。 

恐らく知らない相手と自分の声を発して会話するという機能が日本人向けでは無いと考えられたのだとおもう。

これは以前何処かのコラムで書いた事があるんだけど、未だに鎖国を続ける日本人。まさにそれが当てはまってしまう。

「ボイスチャットがあったほうが便利だよ!」そんな声があっても、「知らない人との会話はちょっと・・・」の方が強いんだろう。

次にiPhone、新しいインターフェイスのタッチ操作、iPodの機能がまるまる使える等書き出せばそれだけで1つ以上の記事が出来上がる訳だが、ここにも鎖国根性・大和魂が炸裂しているかもしれない。
あえてここでは日本の携帯業界云々の話は触れないでおく。
それについては既に色んな人が語りつくしている。

iPhoneの重要な部分として、新しいアプリケーションを手に入れる為には

iPhone内からストアに接続してダウンロードする

この動作をしなければならない。
しかし、これにトラップがあった。英語が出現しまくるのである。
俺も英語は得意ではない。むしろ嫌いだ。でも欲しい機能を得る為にならばなんとも思わない。
辞書で翻訳してでも探し出す気持ちになれるが、一般的に考えて国内で発売されているものは
公式ストアならば全て日本語化すべき!のような考えもあるんだろう。

でもちょっと考え直せば、iPhoneアプリは企業・メーカーが作るものだけでなく、
個人開発のアプリケーションも審査が通れば公開する事が可能。
そんな個人製作者達全てが翻訳対応できるわけも無い。

この辺は10年ほど前、フリーウェア・フリーゲームソフト全盛期のWindowsのようで
個人的にiPhoneが好きになった要因でもあるのだけど、世界中のクリエイターの作品が物によっては
ある程度の機能を持ちながらも無料で。これはバカだなぁと笑えるもの等ジョーク系ソフトまで様々なものがある。

XBOX360でもインディーズゲームとして個人製作の配信があったりする。

ただそういったコンテンツを楽しむ時、どうしても英語が隣り合わせにやってくる。
英語圏外の他の国のクリエイターも、とりあえず英語で説明を書いていたりする。

そりゃそうだろう。作ったならより多くの人に見てもらいたい。触ってもらいたい。遊んでもらいたい。
そういう想いがある限り英語という選択を確実にする。

それを見て日本人は、どっと敷居が上がってしまう、そしてその中に踏み込むことを躊躇してしまう。

これは負のスパイラル。

iPhoneにしろ、XBOX360にしろ、他のグローバルコミュニケーションな様々なポータル、ハードが日本に浸透するにはこの辺りをクリアしないと難しそうだ。

iPhoneもXBOX360もPS3もWiiも、DSにしろPSPにしろ、
全て共通のユーザー層としてゲーマーは抱えている。

それならもっと仲良くしたいなとも思うし、本当に面白いものを共感し楽しむ時、人種は関係無い。

by Vlad

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